(基礎)実効値、平均値、波形率と波高率
実効値、平均値と、そこから導く波形率と波高率も、面倒な概念だが、ここを押さえておかないと指示計器を理解できない。
波形率 = 実効値/平均値
波高率 = 最大値/実効値
個人的には、波高率の方が馴染みがあるかな。
「正弦波で、実効値を求められたら最大値をルート2で割る」あたりまでは、反射的にできる。
正弦波交流の場合、
最大値 = V
とすると、
平均値 = 2V/π ←これは馴染み薄
実効値 = V/√(2) ←こっちはおなじみ
従って、
波形率 = (V/√(2))/(2V/π) = π/(2√(2)) ←複雑だな
波高率 = V/(V/√(2)) = √(2) ←これは分かる
これは、全波整流波の場合も同じ。
正弦波交流の平均値と、そこから導く波形率が覚えにくいなー。
半波交流波の場合、同様に最大値Vとすると
平均値 = V/π ←全波整流の半分と考えると理解しやすい
実効値 = V/2 ←全波の√が取れるのか
従って、
波形率 = (V/2)/(V/π) = π/2
波高率 = V/(V/2) = 2
実効値、平均値とも、導く式は積分が絡んでくる。
積分が出来ない我が身では、結果を覚えるしかない。